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<<   作成日時 : 2017/02/05 09:28   >>

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画像最近うちのタロー君が面白いしぐさをするようになった。
時折、ニンジンなどの野菜クズをお皿に入れてオヤツとしてやるんだけど、カラになったお皿をくわえて持ち上げたり降ろしたりするの。
旦那はその様子を見て勝手にタローの代弁を始める。

「ええお皿でんなぁ。清水焼ですかぁ? どこで買わはりましたん?」
実際はセリアで買ったプラスチック製の小皿なんだけど、旦那が言おうとしてるのは上方落語のネタ。

「京の茶漬け」という演目で、大阪人と京都人との違いがくっきり出ていて、私もかなり好き目の演目ではある。

大阪人はズケズケとハッキリものを言うので全国的に誤解されるきらいがある。
でもね、これは仕方ないんですよ。

大阪人は堺を拠点にしていた室町時代から外国との交易をおこない、拠点が現在の大阪市内に変わった頃から明治になるまでは、全国各地の大名を相手に商いを行ってきたという歴史がある。
現在のような、標準語なんて無かった時代です。

日本語であっても外国語のように聞こえるお国訛りにさらされると、簡潔な言い回しにしないと相手に通じない恐れがある。
お大名相手の取引はもちろんの事、地方の物産を商う商人同士の取引でさえ、大事な事はきっちり理解して貰わないと、互いの信用問題にかかわってくる。
だから文字通り、歯に衣を着せず、ズバッと要点をついた話の仕方になる。

「そこんトコロが怖い。」なんて、特に関東系の人に言われたりするけど、大阪人の言わんとする事は裏も表も無い、まんまなんですよ。
むしろ、裏だの表だのを作ってしまう事こそ信用を無くしてしまう事に通じる、というのが大阪商人の考え方なんですよね。

逆に京都人は、ハッキリした物言いはできるだけ避けようとするきらいがある。
それは、相手に恥をかかせないようにするための気遣いからそうなるんです。
しいては、それが自分たちの商いにも影響が出る場合も多い。

江戸時代、江戸はロンドンを追い抜くほどの大都市だったと言われているけど、京都の人口密集度はそのずっと前の平安の頃から飛びぬけていたわけです。
「悪事千里を走る」と言われるほどに、ちょっとした悪い評判はたちどころに町内を席巻する。
相手が勝手に誤解して心証を害した事であっても、巷に広がると大きな尾ひれが着き、真実とかけ離れた噂となって広がってしまう。

大阪商人の取引相手は地方都市の大名や外国人が多かった歴史がある半面、京商人の取引相手の主流は公家や宮廷が多かった。
当然、その方々に合わせるべくの教養と評価が必要となり、相手のメンツを傷つける事は絶対に避けなければならない。
だからハッキリした物言いができなくなり、相手の奥歯に物が挟まったような言い回しから、その真意をくみ取る努力を強いられるようになった。


実は私、京都人と奈良人のハーフと言いながら、大阪生まれの大阪育ち。
要するに「大阪のおばちゃん」ですわ。

先日から二週間にかけて「秘密のケンミンショウ」で大阪人が大きく取り上げられてました。

でもね、大阪人を一括りにはして欲しくないんですよね。
東京と同じく、根っからの大阪人なんてのも、意外に少ないんですよ。
大阪府内でも気性や言葉遣いは大きく変わるし、地方から移ってきた人もかなり多くを占めてる。

私がなぜ上方落語が好きかというと、子供時代に育った頃に聞き馴染んだ船場言葉で溢れてるから。
そう!「あさが来た」で使われていた大阪言葉です。

私が育った頃の街の人は、今の大阪のおばちゃんとは違う所がある。
確かにポケットの中の「飴ちゃん」は欠かさないし、ウイットに富んだシャレは愛する。
でもおしゃべりする時の声は、かなり小さかったなぁ。

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